はじめに
介護現場で毎日欠かせない業務のひとつが申し送りです。
しかし、申し送りは意外と時間がかかります。
- 何を優先して伝えるべきか迷う
- 情報が多すぎてまとまらない
- 文章が長くなって読みにくい
- 夜勤者や早番者にうまく伝わるか不安
このような悩みを感じている介護職の方も多いのではないでしょうか。
ChatGPTを活用すると、メモを整理したり、申し送り文を短くまとめたり、客観的な表現に直したりできます。
この記事では、介護職が申し送り作成を時短するために使えるChatGPTプロンプトを15個紹介します。
※実際に使用する際は、利用者名・住所・生年月日・詳細な病名など、個人が特定される情報は入力しないでください。
ChatGPTを申し送りに使うメリット
ChatGPTを使うことで、申し送り文の作成時間を短縮できます。
特に便利なのは次のような場面です。
- 箇条書きメモを文章にしたいとき
- 長い文章を短くしたいとき
- 夜勤者向けに重要事項だけまとめたいとき
- 主観的な表現を客観的にしたいとき
AIにすべて任せるのではなく、「下書き作成」「整理」「言い換え」の補助として使うのが現実的です。
1. 箇条書きを申し送り文にするプロンプト
以下の内容を介護職の申し送り文として、簡潔で分かりやすい文章にしてください。
【内容】
・昼食8割摂取
・水分500ml
・午後より傾眠あり
・声かけで覚醒
・夕食は半量
出力例
昼食は8割摂取、水分は500ml摂取されています。午後より傾眠傾向が見られましたが、声かけにて覚醒されています。夕食は半量摂取のため、夜間の状態観察をお願いします。
2. 夜勤者向けにまとめるプロンプト
以下の内容を夜勤者向けの申し送りとして、重要な点を3行以内でまとめてください。
3. 早番者向けにまとめるプロンプト
以下の内容を翌朝の早番職員に伝える申し送り文として整理してください。
4. 長い申し送りを短くするプロンプト
以下の申し送り文を、必要な情報を残したまま簡潔にしてください。
5. 主観的な表現を客観的にするプロンプト
以下の文章を、介護記録や申し送りに適した客観的な表現に修正してください。
【文章】
今日は機嫌が悪そうだった。
出力例
表情が硬く、声かけに対する返答が少ない様子が見られました。
6. 重要度順に並べるプロンプト
以下の申し送り内容を、優先度が高い順に並べ替えてください。
7. 転倒リスクの申し送りプロンプト
以下の情報をもとに、転倒リスクに関する申し送り文を作成してください。
【内容】
・歩行時ふらつきあり
・トイレ希望時に立ち上がり早い
・見守り必要
出力例
歩行時にふらつきが見られます。トイレ希望時に急に立ち上がることがあるため、移動時は見守りをお願いします。
8. 食事量低下の申し送りプロンプト
以下の内容を、食事量低下に関する申し送り文にしてください。
9. 水分摂取不足の申し送りプロンプト
以下の内容を、水分摂取状況が分かる申し送り文にしてください。
10. 排泄状況の申し送りプロンプト
以下の排泄状況を、次の勤務者に伝わりやすい申し送り文にしてください。
11. 入浴後の状態申し送りプロンプト
以下の内容を、入浴後の体調変化が分かる申し送り文にしてください。
12. 不穏時の申し送りプロンプト
以下の内容を、不穏時の様子が客観的に伝わる申し送り文にしてください。
【内容】
・居室内を何度も歩く
・「帰りたい」と発言
・声かけで一時的に落ち着く
出力例
居室内を頻回に歩かれ、「帰りたい」との発言がありました。声かけにより一時的に落ち着かれています。引き続き様子観察をお願いします。
13. 家族連絡が必要な内容を整理するプロンプト
以下の内容から、家族へ連絡が必要と思われる事項を整理してください。
14. 看護師へ共有する内容を整理するプロンプト
以下の内容を、看護師へ共有する申し送りとして整理してください。
15. 申し送り文を添削するプロンプト
以下の申し送り文を、簡潔で分かりやすい文章に添削してください。
ChatGPTを使うときの注意点
申し送りは利用者の安全に関わる重要な情報です。
そのため、ChatGPTの出力をそのまま使うのではなく、必ず自分で確認しましょう。
特に、
- 事実と違う内容が入っていないか
- 必要な情報が抜けていないか
- 表現があいまいではないか
- 施設のルールに合っているか
を確認することが大切です。
まとめ
申し送りは重要な業務ですが、文章作成に時間をかけすぎると残業の原因になります。
ChatGPTを活用すれば、
- メモの整理
- 要約
- 客観的表現への修正
- 勤務者別の申し送り作成
を効率化できます。
AIは判断を代わるものではありませんが、定時で帰るための強力な時短ツールになります。
個人情報に注意しながら、まずは箇条書きメモの整理から試してみましょう。